失敗しない毛糸の選び方

こんにちは。編み物教室twinkleのまつのさやこです。

編み物をするのに欠かせない「毛糸」
本に載っている作品の使用糸以外のものを使うとき、オリジナル作品を編むとき、

生徒さんからも「どんな毛糸がいいんでしょうか」と質問されることもよくあります。

今はたくさんの素材、太さのものがあります。いざ「好きなものを選んで!」と言われても、どれがいいのかわからないと選べないですよね。
作る作品によっても、向いている、向いていないがあります。

今日は少しまとめたいと思います。

素材

ウール

まずは王道の毛糸、「ウール」=「羊毛」です。
昔からあり、一番よくみるものではないでしょうか?

「ウール」といっても、羊の種類よっていろいろと種類も分けられています。
よく聞くのは「メリノウール」「シェットランド」などでしょうか?

羊の毛なので、もちろんあったかく肌触りもいいです。
羊以外にも「アルパカ」「カシミア」なども、動物の毛を刈り取って作られている毛糸です。

最近、市販のセーターも「毛100%」というものは減りつつあるので、手編みのセーターはほんとにあったかいです。

コットン

こちらもよく見ますね。「コットン」=綿花で、こちらもナチュラル素材です。
どちらかというと、夏物を編むのに向いています。

コットン糸もいろいろと種類があります。

麻糸

その名の通り、植物繊維の麻の糸です。「リネン」「ラミー」のほうがよく聞くかもしれません。
吸湿にすぐれており、こちらも夏ものの作品にむいています。洋服などにもよく使われています。
同じ麻でも「麻ひも」と呼ばれる「ジュート」などは、ザックりとした質感で、肌に触れるものには向いていません。

アクリル

アクリル毛糸は、化繊でつくられています。
水に強く、強度も強く、手軽に手に入れることもあり、その特徴をつかって「アクリルたわし」などによく使われています。
少しきゅっと編み針に引っかかる感じがあり、少し編みにくい部分があります。
化学繊維なので、色合いが豊富で発色もいいので、小物作品によく使われています。

混紡糸

一つの素材だけではなく、いろんな素材を混ぜて作られている毛糸です。
これが一番今は多いのかもしれません。

ウールやコットンなどに、糸の強度を上げるために化繊を混ぜたり、アクセントとなるようなものを入れたり
それぞれのいい部分を補うように作られた毛糸です。

その他の素材

最近夏になるとよく見かけるのは、ハマナカから出ている「エコアンダリア」ではないでしょうか?
夏物のバックや帽子につかわれていて、見た感じは天然素材のように見えますが、エコアンダリアは「レーヨン」で作られています。
似たような糸は、ほかのメーカーからもでており、和紙やパルプを使った素材もあります。

毛糸の選び方

では、たくさんある毛糸の中から、どうやって毛糸を選べばいいのか。

まずは編む作品を考えてみましょう。

アクリルたわし、バッグ、帽子、編みぐるみ、、マフラー、セーター、カットソーなどのウエア

たくさんあると思います。

アクリルたわし

アクリルたわしは一番簡単で、アクリル100%のものを選んだら、間違いないです。
逆に、ウールやコットン毛糸でアクリルたわしは作れません。

バッグ・帽子

では、バッグと帽子。
これは少し似ているのですが、
さらに夏用なのか、冬用なのかで素材が変わりますよね。

夏用作品

夏用でしたら、コットンや麻、にもしくはエコアンダリアなどが向いています。

コットンや麻糸は比較的細めで柔らかい糸が多いので、つばがある帽子はあまり向いていません。
柔らかさを求める作品や赤ちゃん用の場合はこちらがいいでしょう。

エコアンダリアなどは、どちらも最適です。
麻ひもも人気ですが、麻ひもはバッグはいいですが、帽子は向いていません。

冬用

冬用の場合は、毛糸を使いましょう。ウールでも混紡線でも構いません

ただし、毛糸のバッグはきっちり編まないとどんどん伸びてきますので、要注意です。
そういう時は伸びにくい素材と一緒に編んだら、少しはましになります。

あみぐるみ

あみぐるみは、比較的なんでも使えるものですが、作りたい作品の大きさがポイントになってきます。
当たり前ですが、糸が細ければ小さいものができますし、糸が太ければ大きなぬいぐるみのようなものが出来上がってしまいます。

あとは、あまり糸を使わないのに、比較的色が必要になってくるので、
たくさんの種類を編みたい方は色が豊富にそろっている毛糸の種類を絞って編むといいでしょう。

マフラー・ウエア

こちらは肌触りを優先にしたいです。
一番肌に触れるものでもあるので、化繊でかゆくなる方は、天然素材を選びましょう。
毛糸を直接店で触れるなら、さわってみて、チクチクしないものがお勧めです。

糸の太さ

次は糸の太さで見てみましょう。
昔は、中細・合太・並太・極太などがメインだったでしょうか。(超極細、超極太などもあります)

厳密にいうといろいろと規格があるようなのですが、今は「並太」と表記していても、ほかの「並太」と糸の太さが違うものもあります。
なので、今は毛糸に書いてある帯などをみて、適応の針の号数を頼りにしています。

細め(中細など)

細めの糸は、どちらかというとコットンなどの夏糸が多い印象があります。

それはおそらく、かぎ針の作品が多いからと思います。
太い糸で、かぎ針作品を編むとどうしても重くなりがち。
かぎ針らしい模様を美しく出すのには、繊細さも必要ですのですからね。

繊細さが必要なだけ、テクニックも必要とされるので、初心者の方には少し扱いにくい糸かもしれません。

並太

一番ベーシックな太さの糸です。
初心者でも編みやすく、編み目が見やすく、使いやすい糸になります。
夏用でも、冬用でも多く出回っています。

極太

太いので、編む目数や段数が少なくて済み、短時間で作品を仕上げるのには向いています。
ザックリと編んだりもできます。

ただ、太さゆえに重くなることも

まとめ

糸を選ぶときは、
・何を編むのか
・何に使うのか
を明確にする必要があります。

本に載っているものを編むときは、その作品の糸の太さや素材に近いものを選ぶといいでしょう。
(糸の詳細は、本に載っていることがほとんどです。)

初心者さんは、まずはあまり細すぎない糸で、あまりふわふわしてないストレートヤーンを選んでくださいね。
モヘアのように、ふわふわしている糸はほどきにくく、また編みにくいので避けたほうがいいです。

 

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