こんにちは。編み物教室twinkleのまつのさやこです。
棒針編みの作品を作ろうと思って、編み図を見たら、
『別鎖の作り目』という言葉や、『別糸に通す』という言葉が出てきます。
Table of Contents
『別鎖の作り目』ってなに?
作品を編む糸とは別の糸で鎖目を編み、その裏山を必要な目数分拾います。
別鎖の作り目でスタートしたものです
別鎖の作り目は、身頃と裾のゴム編み部分を分けて編むときなど、あとでつくり目をほどくことを前提として考えられています。
後からほどきますので、ほどくときに絡まないような糸がいいです。
時々毛糸でされている方もおられるのですが、ほどくときに絡まりやすいので、できれば写真の別鎖のような編みだし糸を使った方がいいでしょう
『編みだし糸』ってなに?
編みだし糸というのは、リリアンの糸のような形状の糸です。
ほどきやすく、何度も使いまわしが可能ですので、一つあると便利です。
一度使うとラーメンのようにぐちゃぐちゃなりますが、スチームアイロンを当てると元に戻ります。
ぐちゃぐちゃのまま使うと鎖の裏山が見にくくなりますので、めんどくさがらずまっすぐにしてくださいね。
編みだし糸の太さも3種類ほどあります。糸の太さによって使い分けるのですが、一番よく使う太さのものが一つあるといいと思います。
糸自体は長いものですが、鎖の目数によっては足りない時も出てきますので、切らないで使いましょう。
長いので、写真のようにまとめておくといいです。
『別糸に通す』ってなに?
編んでいる途中の編み目をほどけないように、いったん糸に目を通しておき、休める(編まない)ときに使います。
この時の別糸はなんでもいいのですが、毛糸ですと絡まったりするので、あまり毛羽だっていないコットン糸などを通しておくといいでしょう
もちろん先ほどの編みだし糸でも大丈夫です。
まとめ
『別鎖の作り目』、『別糸』とともに、編みだし糸があると便利です。
ほかのコットン糸などでも代用はできますが、繰り返し使ったり、糸割れなどのことを考えるとやはり編みだし糸がベストだと思います。